住まいに対する地震への備えを考える

住まいに対する地震への備えを考える 住まいとは、住むことや生活、暮らしを意味します。日々の生活、それを送る上で欠かせないのは住宅をはじめとした住まいの場所、生活の拠点となる場所です。一軒家、いわゆるマイホームと呼ばれるものから、賃貸のアパート、マンションなどその種類は様々です。住宅において何を重視するかは人それぞれです。住まう人の人数や、経済状況によってそれは異なってきます。しかし、安全であること、安心して生活を送り続けることができることを重視するのは、誰しもに共通しています。特に、日本は地震大国と言われていて、いつ、どこで、巨大地震が起きても不思議ではないとされています。ですから、住まいに対して地震への備えを求めることは非常に重要なことです。

住まう場所に対しての地震の備えと言うと、建物そのものに備えを施すものと、室内で備えを施すもののふたつに分かれます。まず、建物そのものに対する地震への備えとしては、耐震、制震、免震構造が挙げられます。耐震は、地震の揺れに耐える構造、制震は、地震の揺れを制御する構造、そして免震は、地震の揺れから免れる構造で、それぞれ専門の工事が必要です。建物の基礎や土台、壁などに施すのでそれだけ時間、費用はかかりますが、ある程度、建物への被害を抑えることが可能になります。一戸建てだけでなく、アパートやマンションなどの賃貸、集合住宅でも、このような構造がとられることも多くなっています。

一方、建物の中で施す地震への備えとしては、家具を倒れてこないように固定すること、大きな家具や重い家具がある部屋では寝ないことなどが挙げられます。いくら建物が無事でも、家具が倒れてくれば、一気に命への危険度は増します。また、就寝時に巨大地震に見舞われた場合、起きている時よりも逃げるのに時間がかかるのは確実ですから、家具のない、危険度の少ない部屋で寝た方が安心と言うわけです。建物に施す地震への備えは、費用の面からなかなか簡単に実行することは難しいです。ですが、室内で行う地震への備えは簡単に行うことができます。

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